日本サッカーの夜明け(6/24、日本3-1デンマーク)

 「どうやって1点取るのか」と心配していたのを、軽く解決されてしまってこちらは茫然。後、大笑い。
 本田の1点目は確かに凄かったんだが、俺としては遠藤弟の2点目が印象的だった。Jリーグで見てるまんまだもんな、プレーが。非日常ということでテンション上がっていつもとプレーが違う、というわけではなく、普通にJリーグでやっているプレーをして、それが世界で通用している。感慨深い。
 ガラにもなくカウンターで追加点も取っちゃって*1、なんとまあ理想的な勝ち方。
 ちなみに俺の理想的なスコアは2-1で、勝利の中にも課題が残るという勝ち方が一番好きなので、今回みたいのはウハウハ。
 初戦はやっぱり大事だったな。あれで勝ったから、2戦目でオランダに負けても、チームが混乱することがなかった。勝ったことがあるから、勝てるんです。成功体験って大事*2
 これで世界が驚いた、と。次は目指せベスト4だ。



 本当は、あれだけぶち上げたのだから、理想に殉じるべき*3、そしてその結果*4JFAもしっかりと受け止めるべきと思っていた。
 のだが、直前になって岡ちゃんがぶれて、そりゃねえだろとがっかりし、しかしそのサッカーがズバリとはまって、見事2勝1敗と。「コンディション調整成功」「方針転換後の主力に怪我・出場停止なし」「先取点取れた」。どんだけ持っているんですか岡ちゃん。
 岡ちゃんの理想とするサッカーの完成形を、見ることが叶わなくなってしまったのは残念だけど*5、いけるところまでいってほしいと思う。

*1:あれ、守備してたデンマークの選手、前目の攻撃の選手だったんだってね。向こうは大混乱だったんだろうな

*2:ホントは対イングランド戦で体験しておくべきだったと思うけど、結果オーライかな

*3:負けろという意味ではなく

*4:オシム路線を引き継げる人といって岡ちゃんを担ぎ出した結果

*5:はたして「ちびっこハイプレス」が終着点だったのかどうかもよう分からん。岡ちゃんはもう監督やらないだろうから、理想形は永遠に見られないだろうな