アバター

 見た。
 ネトゲにはまった男が行きつくところまで行っちゃってさらに突き抜けちゃった、そういう話。
 政治的メッセージには疎いので反米だとか反戦だとかは思いが至らなかった。単なる娯楽映画として充分楽しめた。
 3Dは、うーん、どうなんだろ。最初のシーンで「あ、俺だめかも」と酔いそうになったが、あのシーンが一番きつかったため最後までもった。一番エキサイトする空中戦では動きが速すぎて認識が潰れてしまって3Dでも3Dでなくても変わらないんじゃないか。空飛んでる虫等のノイズは、それだけ取りだされて立体的に表現されてしまうと逆に現実感がなくて*1気持ち悪かった。
 主人公のナヴィへの関わり方は全然アウトサイダーじゃなくて、そこらへんのバランスをとって最後まで「どうなるの?」と引っ張って行って欲しかったんだが、分かりやすすぎて残念*2
 力を跳ね返したのは結局力だった。別の解決方法を考えるのかと思ったら単純なパワーゲームであった。爽快っちゃ爽快なんだけど。
 願わくば、2が出て原題が「Avatars」で、地球から海兵隊員が素体のアバター軍団が大挙するなんてのはやめてほしい(笑)

*1:大気にはほかにも色んなものが漂っているんだ!

*2:心の中ではバッドエンドも期待していたのだが