いまさらじろーなW杯その2

6/22 2006FIFAワールドカップドイツ大会 グループリーグ グループF@FIFAワールドカップスタジアム ドルトムント
日本1-4ブラジル
日本:34'玉田圭司
ブラジル:46+'&81'ロナウド、53'ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、59'ジウベルト

 生で見ることがかなわなかった。その分冷静に録画を見ることができた。
 見ている途中でちょっと泣けてしまった。呆れて、そして腹が立って、悔しくて。
 個人の力は、完全に日本の選手の方が劣っている。チャレンジに行く前のつなぎのパスでミスが出る。後ろでボールを回している時でさえ、相手のもらいやすいところにボールを渡せていないのだから。
 じゃあ組織的に守って、というと、ボールを奪いに行かない。ズルズル下がっている。下げさせられている?ジーコは「チャレンジしてこい」って選手達を送り出したんでしょ。チャレンジしてよ。失敗してもしょうがないじゃん。ボール奪わなきゃいけないんだから、当たりに行かないと…ブラジルの選手達に近づけないからボールが回る。囲い込みもできずに1対1になって抜かれる。
 ブラジルとしてはこんなにやりやすい相手もいないんじゃないの。1対1ではまず負けない。局面局面でフリーの選手を作り出す必要もなく、数的同数を作ればそれでシュートまで行けるんだもの。
 木村和司は冷静というかちゃんと状況を伝えていたね。「なんとかしのいだ」「助かった」そして後半にはラインが上がらないことについて発言。イライラしているように聞こえる。そして4点目が入った後はロスタイムまで無言。



 悔しかった。世界中がこのサッカーを見て「日本のサッカーってこんなものなのか」と思ってしまったんだろうなあ。漫然と「自分達のサッカー」をやって負けた。どうやって劣勢を挽回しようとしているかも見えず、パワープレーすら実行することができない。もっと、もっとできたはずなのに。
 ヒデは同い年。俺と同じように「キャプテン翼」を読んで育ち、キャラクターに憧れ、見事現実にプロサッカー選手となった者達。黄金世代。「俺」たちの代表。その結末が、これか。
 もう俺と同い年の選手は殆ど代表に選ばれなくなるだろう。「俺」たちのワールドカップは、終わった。もう2度と、夢見ることはできない。
 最終メンバー発表の時、

まあ、決まってしまったものはしょうがない。出場する選手達には、「あの選手が出ていれば…」とか「あいつならもっとやったはず」とか言われないような、「ああこいつらが出てよかったわ」と思えるようなプレーを見せてほしい。久保がいなくなったんだから、代わりにお前らが点取らなきゃいけないんだからな、忘れんな。特に今リハビリしてる奴!点、取れよ。

と、書いた。バリバリ、そんな気持ちです。悔しすぎる。